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自家製梅酒にこだわる人たちの間で、近年注目を集めているのが、ポーランド産の高アルコールウォッカ「スピリタス」で作る梅酒です。
この記事では、まずスピリタスとはどのようなお酒なのかを解説し、その高いアルコール度数が梅酒作りにおいてどんなメリットをもたらすのかを紹介します。
スピリタスを使った梅酒の基本的な作り方から、氷砂糖を使った甘くまろやかなレシピ、糖質を控えたい方向けの無糖仕込みの方法まで詳しく解説。
さらに、味わいの特徴や熟成による変化にも触れていきます。
一般的なウォッカで作った梅酒との度数の比較や、スピリタスを使った場合の完成時の度数の違いも具体的に紹介。
実際に作った人による口コミ情報や、カビを防ぐための衛生管理、保存環境の工夫など、実践に役立つ情報も網羅しています。

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また、自家製梅酒を楽しむうえで避けて通れない酒税法のルールについても、初心者にもわかりやすく丁寧に解説。これからスピリタスを使って梅酒を手作りしてみたい方に向けて、安全で本格的な梅酒づくりのヒントをお届けします。
- スピリタスとは何か、その高アルコール度数が梅酒作りにどのように役立つか
- スピリタスを使った梅酒の作り方や、氷砂糖・無糖で仕込む方法
- スピリタスで作った梅酒の味やアルコール度数の特徴、ウォッカとの違い
- カビを防ぐ保存方法や酒税法の注意点など、安全かつ合法に楽しむための知識
スピリタスで作る梅酒の魅力と特徴

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- スピリタスとはどんなお酒か
- スピリタスで作った梅酒の度数はどれくらい?
- 風味や香り・味わいの特徴とは
- 評判と口コミまとめ
- 酒税法の注意点を解説
スピリタスとはどんなお酒か
スピリタスは、世界でも最もアルコール度数が高いことで知られるポーランド産のウォッカです。一般的なウォッカが40度前後であるのに対し、スピリタスは96度という圧倒的なアルコール度数を誇ります。

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これほど高濃度のアルコールを持つ理由は、70回以上の蒸留を繰り返して作られているため。
原料には主に穀物やジャガイモが使われ、無色透明で香りもほとんどありません。あまりに度数が高いため、飲料としてそのまま口にすることは推奨されておらず、火気厳禁の取り扱い注意な商品でもあります。
このような特徴から、スピリタスは飲むというよりも、果実酒のベースとして利用されることが多いお酒です。
特に梅酒やレモンチェロなど、果物の風味をしっかり引き出したいときに適しており、他のアルコールでは味わえない濃厚な仕上がりになります。
ただし、高濃度アルコールであるがゆえに、保存中に火の近くに置かないよう注意が必要。
明るい場所では炎が見えづらく、万が一引火しても気づきにくい危険性があるため、冷暗所や冷蔵庫での保存が安全とされています。
このように、スピリタスは非常に個性的で強力なお酒であり、正しく扱えば自家製果実酒づくりにおいて大きな力を発揮します。
スピリタスについては「スピリタスはどこで買える?「世界最強のお酒」の購入方法を徹底解説」という記事で詳しく解説していますので、ぜひお読みください。

スピリタスで作った梅酒の度数はどれくらい?
スピリタスで作った梅酒のアルコール度数は、一般的におよそ40~50度程度になると考えられます。これは、梅や氷砂糖の水分がスピリタスに加わることで、原酒の96度から自然に薄まっていくためです。
例えば、スピリタス1000mlに対して梅1kgと氷砂糖を加えると、材料の総重量によってアルコール度数は半減していきます。
それでも一般的なホワイトリカー(35度)ベースの梅酒と比べて、かなり強い仕上がりになるのが特徴。
スピリタスの梅酒は、ロックや炭酸割りでもしっかりとした飲みごたえがあり、少量でも満足感が得られます。
一方で、ストレートで飲むには強すぎることが多く、アルコールに弱い方には向きません。
注意すべき点として、あまりにも度数が高いため、飲みすぎると急激に酔いが回る可能性があります。
初めての方は薄めて少しずつ味わうようにしましょう。また、完成品のアルコール度数が不明確な場合は、安全のためにも控えめな量から飲むことをおすすめします。

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このように、スピリタス梅酒は市販のものと比較しても非常に度数が高く、だからこそ濃厚で芳醇な風味を楽しめる贅沢な梅酒になるのです。
風味や香り・味わいの特徴とは
スピリタスで作る梅酒の味は、非常にクリアで雑味がなく、梅の香りや風味がダイレクトに伝わるのが特徴です。アルコール度数が高いためかえって余計な成分が抑えられ、純粋に果実の味わいを引き出すことができます。

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一方で、アルコール感が強いため、飲み慣れていない方には「ツンとした刺激がある」と感じられることもあるようです。
ただ、時間の経過とともに熟成が進み、アルコールの角が取れていくため、数ヶ月寝かせることで驚くほどまろやかに変化します。
もう一つの特徴は、梅の実が脱色されるほどの抽出力にあります。
そのおかげで色味はやや緑がかった透明感のある琥珀色に仕上がり、見た目にも楽しめる点が魅力。
どのような飲み方でも梅本来の香りとコクが際立つため、自家製ならではの贅沢な味わいが堪能できます。
評判と口コミまとめ
スピリタスを使った梅酒については、多くの人から「今までにない美味しさ」「自家製とは思えない完成度」といった好意的な声が寄せられています。特に果実の風味が濃厚で、アルコールの刺激を感じにくい点を評価する声が目立ちます。
実際、飲んだ瞬間は「しっかり梅が香るのにアルコール臭さがない」と驚く人も少なくありません。スピリタスの高いアルコール度数が、梅のエキスを強力に抽出していることが理由です。
また、口コミでは「ロックで飲んでも雑味がなくて飲みやすい」「時間が経つほどまろやかになる」など、熟成の変化も楽しめるとの意見も見られました。
ただし注意点として、「おいしすぎて飲みすぎてしまう」「アルコール度数が高いので危険」といったコメントもあります。美味しさのあまりつい飲み過ぎてしまいがちですが、その裏には高アルコールという側面があるため、量には気を配る必要があります。
一部では「消毒液の匂いが気になる」といったマイナスの評価もありますが、それらは主に初期段階の未熟成状態や無糖タイプに見られる傾向です。
このように、スピリタス梅酒は圧倒的な個性と仕上がりの美しさから、手作り梅酒の中でも特に人気の高いジャンルとなっています。
酒税法の注意点を解説
スピリタスで梅酒を作る際は、必ず酒税法のルールを理解しておく必要があります。個人で楽しむ範囲であっても、法律上の決まりを守らなければ「密造酒」と見なされるリスクがあるからです。
まず基本として、自宅で梅酒を作る場合、使用できるお酒は「アルコール度数が20%以上」で「酒税がすでに課税されたもの」に限られます。
スピリタスはこの条件を十分に満たしているため、問題なく使用可能。
一方で、アルコール度数が20度未満の酒類、たとえば日本酒やみりんなどを使って漬けると、酒税法違反に該当する可能性があります。
また、家庭で作った梅酒を他人に販売することは、たとえ原価であっても違法。
贈り物として無償で渡すことは認められていますが、飲食店などで提供するには特別な申告や許可が必要です。
他にも、使用してはいけない素材のルールにも注意しましょう。

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ぶどうや米、麦などの穀類は家庭用果実酒の素材として認められておらず、これらを混ぜると違反となります。
焼酎等に梅等を漬けて梅酒等を作る行為は、酒類と他の物品を混和し、その混和後のものが酒類であるため、新たに酒類を製造したものとみなされますが、消費者が自分で飲むために酒類(アルコール分20度以上のもので、かつ、酒税が課税済みのものに限ります。)に次の物品以外のものを混和する場合には、例外的に製造行為としないこととしています。
また、この規定は、消費者が自ら飲むための酒類についての規定であることから、この酒類を販売してはならないこととされています。1 米、麦、あわ、とうもろこし、こうりゃん、きび、ひえ若しくはでん粉又はこれらのこうじ
2 ぶどう(やまぶどうを含みます。)
3 アミノ酸若しくはその塩類、ビタミン類、核酸分解物若しくはその塩類、有機酸若しくはその塩類、無機塩類、色素、香料又は酒類のかす
引用:国税庁HP
このように、梅酒作りは手軽に見えても、法律上の条件が明確に定められています。安全かつ合法に楽しむためには、使用する酒類・材料・用途を事前に確認しておくことが欠かせません。特に初めて作る場合は、正確な情報に基づいて進めるようにしましょう。
スピリタス梅酒の正しい作り方

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- 誰でもできる作り方と手順
- スピリタス梅酒に氷砂糖を使う理由
- 気になるカビを防ぐポイント
- 梅酒は無糖でも作れる?
- ウォッカで作った梅酒との度数の違いを比較
誰でもできる作り方と手順
スピリタスで梅酒を作る工程は、意外とシンプルです。必要な材料と基本的な手順さえ守れば、初めての方でもおいしく仕上げることができます。
まず用意するのは、スピリタス(1000ml)、梅(完熟または青梅で1000〜1500g)、氷砂糖(500〜700g)、そして密閉できるガラス瓶です。瓶の容量は4リットル前後が適しています。

実際に私が作ったスピリタス梅酒
作り方は以下のとおりです。
- 梅を水で丁寧に洗い、ザルにあげて自然乾燥させます。水分が残っているとカビの原因になるため、キッチンペーパーで拭き取るのが安心です。
- 爪楊枝や竹串で梅のヘタを取り除きます。この作業を省くと雑味の原因になるため、丁寧に行いましょう。
- アルコールで消毒した保存瓶に梅と氷砂糖を交互に入れます。全て入れ終わったら、最後にスピリタスをゆっくりと注ぎます。
- フタをしっかり閉めたら、直射日光を避けた冷暗所で保存します。初めの数週間は1日1回、瓶を静かに揺すって中身を均一になじませてください。
おおよそ3〜6ヶ月で梅の成分が十分に抽出され、飲み頃になります。よりまろやかな味わいを求めるなら1年ほど寝かせるのもおすすめです。
私も作ってみましたが「うますぎ」でした。お酒好きにはたまらないと思います。アルコール度数が高いため、飲み過ぎには注意が必要ですが、ぜひお試しを。
スピリタス梅酒に氷砂糖を使う理由
スピリタス梅酒づくりにおいて氷砂糖が選ばれるのは、味や保存性の両面で優れた効果を発揮するからです。
なぜなら、氷砂糖は溶ける速度がゆっくりで、梅のエキスを時間をかけて引き出すために適しているから。
また、雑味が少なく、梅の風味をしっかりと活かせるという特徴もあります。
例えば、グラニュー糖や三温糖では甘さが出すぎたり、風味にクセが出てしまうことがありますが、氷砂糖であれば甘さが控えめでクリアな仕上がりになります。
この点は、アルコール度数が非常に高いスピリタスとの相性の良さにもつながります。
一方で、氷砂糖は他の砂糖と比べて溶けにくいため、梅酒の完成までにある程度の時間が必要。
そのため、すぐに飲みたいという方には不向きかもしれません。
ただし、ゆっくりと熟成させることによって、より深い味わいを楽しめる点は見逃せません。

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このような理由から、スピリタスで梅酒を作る際には氷砂糖を選ぶ人が多く、自家製梅酒を本格的に楽しみたい方には特におすすめの材料と言えます。
気になるカビを防ぐポイント
スピリタスで梅酒を作る際は、カビの発生を防ぐためにいくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。高アルコール度数であるスピリタスは基本的にカビに強いとされますが、環境や手順を誤ると、カビが生える可能性はゼロではありません。

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まず最初に気をつけたいのは「水分と雑菌を持ち込まないこと」。
梅を洗った後は、十分に水気を切り、キッチンペーパーなどで1粒ずつ丁寧に拭いてから使用しましょう。
また、保存瓶は煮沸や食品用アルコールスプレーなどでしっかりと消毒しておくことが欠かせません。
次に、漬け込み後の「保存環境」が重要です。
直射日光や高温多湿の場所は避け、冷暗所や冷蔵庫での保管がおすすめ。
とくにスピリタスは可燃性が高いため、火気の近くに置くのは避けましょう。
さらに、梅が液面から飛び出していると空気に触れてカビやすくなるため、瓶を毎日ゆっくり回して、梅がしっかり液に浸かるようにするのがポイントです。
こうした管理を丁寧に行えば、長期間でも清潔に梅酒を育てることができます。見た目の変化や異臭が出た場合は無理に飲まず、早めに処分を検討することも大切です。
梅酒は無糖でも作れる?
スピリタスを使えば、砂糖を加えない「無糖梅酒」も十分に作ることが可能。通常、砂糖は梅のエキスを引き出すために使われますが、スピリタスの高いアルコール度数によって、糖分がなくても梅の成分をしっかり抽出する力があります。
ただし、無糖で仕込む場合はいくつかの工夫が必要です。
たとえば、梅を一度冷凍してから使うと、細胞が壊れてエキスが出やすくなります。
砂糖なしでは抽出が遅れる傾向があるため、このような前処理が非常に有効です。
無糖梅酒の魅力は、スッキリとしたキレのある味わいにあります。甘さがないぶん、梅本来の香りや酸味をそのまま楽しむことができ、糖分を控えたい人にもぴったり。
一方で、「思ったより酸っぱい」「アルコールの刺激が強い」と感じる人もいるため、好みに合わせて後からシロップを足す方法もあります。
また、保存中の劣化を防ぐには、アルコール度数が40度以上あることが望ましいですが、スピリタスであればその条件を余裕でクリアしています。

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このように、無糖でもスピリタスを使えば安心して梅酒を作ることができ、後から好みで味を調整できるという柔軟さも大きな魅力のひとつです。
ウォッカで作った梅酒との度数の違いを比較
スピリタスと一般的なウォッカでは、梅酒のアルコール度数に明確な違いが出ます。どちらも蒸留酒ですが、使用するベースが異なることで仕上がりの度数や味わいに差が生まれます。

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まず、一般的なウォッカはアルコール度数が40度前後。
これをそのまま梅や砂糖と一緒に漬け込むと、梅や糖分の水分によってさらに薄まり、完成時のアルコール度数は約20~25度程度になります。
この濃さは市販の梅酒に近く、飲みやすいのが特徴です。
一方、前述の通りスピリタスの原酒は96度と非常に高く、同じ条件で作ったとしても完成時の度数はおよそ40~50度に保たれます。
これは家庭で作る果実酒の中でもかなり高い部類に入り、少量でもしっかりとした満足感が得られる仕上がりになります。
どちらが良いかは目的によります。飲みやすさを重視するならウォッカベース、濃厚でキレのある仕上がりを求めるならスピリタスベースがおすすめです。
梅酒で作ったスピリタスの魅力と注意点:まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- スピリタスはアルコール度数96度の超高濃度ウォッカである
- 高い抽出力により梅の風味をしっかり引き出せる
- 梅酒の完成度が高く、自家製とは思えない仕上がりになる
- アルコール度数40〜50度の梅酒が作れるため少量で満足感がある
- 雑味がなくクリアな味わいに仕上がるのが特徴
- 氷砂糖を使うことで甘さがまろやかになり梅の風味が引き立つ
- 数ヶ月寝かせるとアルコールの角が取れてまろやかになる
- 見た目は透明感のある琥珀色になり美しい
- スピリタスの強いアルコールによってカビが発生しにくい
- 完全に自己消費用であれば法律的にも梅酒作りに使える
- 保存は冷暗所や冷蔵庫が適しており火気厳禁である
- 無糖でも梅のエキスをしっかり抽出でき糖質制限中にも向く
- 抽出力が高いため梅の実が脱色されやすい
- 高アルコールゆえに飲み過ぎには十分注意が必要
- 一般的なウォッカベースと比べて圧倒的に濃厚な仕上がりになる