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オールドプルトニー12年の評価が気になりますか?
この記事では、オールドプルトニーとは何かという基本情報をはじめ、蒸留所の歴史や背景、味の評価や香り・飲み口の特徴までを徹底的に解説します。
さらに、現行の定価や今後の値上げの動向、おすすめの飲み方、そして豊富なラインナップの違いについても詳しくまとめました。
ウイスキー初心者から愛飲者まで幅広い方に向けて、オールドプルトニー12年の魅力をわかりやすくお伝えしていきます。
購入を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

- オールドプルトニー12年が持つ潮気やオイリーさを含む独特な味わいとその評価
- プルトニー蒸留所の歴史や立地がウイスキーに与える影響についての理解
- 現在の定価や今後の値上げ動向を踏まえたコストパフォーマンスの把握
- ストレートやハイボールなど飲み方別の楽しみ方と料理との相性の良さ
オールドプルトニー12年の評価と基本情報

出典:SANYO 公式
- オールドプルトニーとは
- 蒸留所の歴史と背景
- オールドプルトニー12年の特徴
- 味わいの評価とフレーバープロファイル
- 定価と値上げの動向
オールドプルトニーとは

オールドプルトニーは、スコットランド北部の港町ウィックにあるプルトニー蒸留所で造られるシングルモルトウイスキーのブランド名。
ハイランドモルトに分類されるこのウイスキーは、海に近い立地ならではの塩っぽさや爽やかさを兼ね備えており、「海のモルト」とも呼ばれています。
これは、沿岸部に位置する蒸留所で熟成される過程で、潮風の影響を受けるためだと考えられています。
個性と飲みやすさを兼ね備えたオールドプルトニーは、多くのウイスキーファンに親しまれているブランドです。
蒸留所の歴史と背景
プルトニー蒸留所は1826年に創業され、スコットランド本土最北部の町ウィックに位置する老舗の蒸留所。創業当初から現在に至るまで、海辺の立地と個性的な設備を活かした独自の製法でウイスキーを造り続けています。
この蒸留所の所在地であるウィックは、かつて「ニシン漁業」で大いに栄えた漁港の町でした。
そのため、町とともに発展してきた蒸留所も、漁業とウイスキー文化の歴史が色濃く交差する土地に根ざしています。
実際、地元ではオールドプルトニーが「港町の味」として愛されてきました。
また、プルトニー蒸留所にはユニークな逸話があります。導入された蒸留器(ポットスチル)が建物に入りきらなかったため、上部を切断し横向きに取り付けられたというものです。
この偶然の改造によって、蒸留器の形状が独特になり、結果としてオールドプルトニーならではのオイリーでコクのある酒質が生まれました。

出典:SANYO 公式
一方で、ウィックは1920年代に地域独自の禁酒法が導入され、蒸留所も一時閉鎖に追い込まれるという波乱の歴史も経験しています。最終的には1951年に再稼働し、現在では名実ともにスコットランドを代表する存在へと成長しました。
このような背景があるからこそ、オールドプルトニーは単なるウイスキーではなく、土地の歴史や文化をも味わえる特別な一本として、多くの人に選ばれているのです。
オールドプルトニー12年の受賞歴
オールドプルトニー12年は、国際的なウイスキーコンペティションにおいて、複数回の受賞歴を持つ実力派のシングルモルト。その評価は専門家や愛飲家の間でも高く、個性的な味わいが、他銘柄にはない魅力として評価されています。

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過去には、インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)において、2014年に部門最高賞、2015年には金賞を受賞しています。
ISCは世界的に権威のある酒類コンペティションの一つであり、品質とバランスの良さが認められた結果といえるでしょう。
この他、アメリカのサンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション(SWSC)などでも高評価を受けており、同シリーズの上位モデルである18年や21年とともに、ブランド全体の評価を押し上げる存在となっています。
これらの実績からも分かるように、オールドプルトニー12年は、ただの「スタンダードボトル」ではなく、世界のプロの目にも認められた高品質なウイスキーです。初めてスコッチウイスキーに挑戦する方にも安心しておすすめできる一本と言えるでしょう。
味わいの評価とフレーバープロファイル
オールドプルトニー12年の味わいは、海辺の蒸溜所ならではの「潮気」と、オイリーでスムーズな飲み口が融合した、独特かつバランスの取れた仕上がりです。
香りには、青りんごやハチミツ、干し草、バニラといった甘くフルーティーな印象がありつつも、潮の香りがしっかりと感じられます。
加えて、スモーキーさがわずかに香ることもあり、華やかさと素朴さの両面を持ち合わせています。
口に含むと、第一印象はやや辛口で、ビターな要素が前に出ます。その後、黒糖やナッツのようなコク、そしてハーブの風味が重なり、深みのある味わいへと展開します。
最終的には、スパイシーな刺激とともに潮っぽさが余韻として残り、飲み終わったあとも印象的です。
全体としては甘さが控えめで、スモーキーなタイプが苦手な人でも比較的飲みやすい仕上がりになっています。

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ただし、潮気やオイリーな質感が苦手な方には少し重く感じるかもしれません。このように、オールドプルトニー12年は飲む人の好みによって印象が変わる、多面的なウイスキーといえます。
定価と値上げの動向
オールドプルトニー12年は、700mlのボトルで希望小売価格5,300円(税別)。

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オールドプルトニー12年は、比較的手ごろな価格帯で購入できるシングルモルトとして知られていました。
しかし、2025年はウイスキー全体で価格改定が相次いでおり、この銘柄も例外ではありません。
今回の改定では、オールドプルトニー18年が4,000円の値上げとなっている一方で、12年は価格据え置きとなっています。
これにより、オールドプルトニーのラインナップの中では12年が「コストパフォーマンスの高い選択肢」として注目される状況になっています。
熟成年数や味わいのバランスを考慮すると、価格に対する満足度は高いといえるでしょう。
ただし、今後も原材料費の高騰や物流コストの増加が続く可能性があるため、今の価格で手に入れられるうちに購入しておくといいでしょう。
オールドプルトニー12年の評価と楽しみ方

出典:SANYO 公式
- 魅力を引き立てるおすすめの飲み方
- おすすめのペアリングを紹介
- ラインナップをチェック
- オールドプルトニー12年と他銘柄との違い
魅力を引き立てるおすすめの飲み方
オールドプルトニー12年は、飲み方によって異なる表情を見せるのが魅力です。どのスタイルでも楽しめる懐の深さがありますが、最も特徴を感じられるのはストレートとハイボールです。

まず、ストレートではオールドプルトニー本来の個性がしっかりと感じられます。
特に、オイリーな質感や潮気、ビターな後味などが明確に伝わるため、ウイスキー本来の風味を味わいたい人には最適。
グラスに注いで少し時間を置き、香りの変化を楽しむのもおすすめの楽しみ方です。

ハイボールもおすすめ。
潮気やフレッシュな果実香が、ハイボールにすることでやさしく広がります。
特に青りんごのような爽やかさと、ほんのりビターな余韻がソーダで引き立ち、食事と合わせやすい一杯に仕上がります。

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また、少量の加水を加える「トワイスアップ」では、香りにバニラやメープルの甘さが強まり、潮っぽさがより繊細に広がります。味わいの角が取れてまろやかになるため、飲みやすさが増す一方で、個性がやや薄れる印象もあります。
ロックでは冷却によって青りんご系のフレッシュさが引き立ち、デザートやチョコレートとの相性が良くなります。ただし、氷が溶けることで味がぼやけやすく、繊細な風味を感じにくくなる場合もあるため注意が必要です。
このように、飲み方を変えることでさまざまな表情を見せてくれるオールドプルトニー12年は、シーンや好みに応じて楽しみ方を選べる、非常に柔軟なウイスキーです。
おすすめのペアリングを紹介
オールドプルトニー12年の独特な潮気を含んだ味わいは、海鮮料理との相性が抜群です。

例えば、新鮮な刺身や寿司と合わせることで、ウイスキーの潮の香りと海の幸の旨味が絶妙に調和し、豊かな風味のハーモニーが生まれます。
特に白身魚や貝類など、あっさりした味わいの料理がおすすめです。
また、軽く塩味の効いた料理や燻製料理も良くマッチし、例えば、燻製したチーズやサーモンなどは、オールドプルトニー12年のスパイシーさとオイリーな質感を引き立てるため、深い満足感を得られる組み合わせです。
また、オイリーなテクスチャーを持つこのウイスキーは、ローストしたナッツやビターチョコレートとも相性が良く、食後のデザートとしても楽しめます。
このように、オールドプルトニー12年は幅広い料理とのペアリングが可能で、特に海鮮や燻製系の料理と合わせるとその真価を発揮します。
ラインナップをチェック
オールド プルトニーは、12年を含めて多彩なラインナップが揃っていて。それぞれが異なる熟成年数や樽の影響を受け、独自の風味を持っています。
オールド プルトニー 12年
オールドプルトニー 12年
オールドプルトニー12年は、厳選されたバーボン樽(セカンドフィルアメリカンオーク)にて
熟成させた、プルトニー蒸溜所の代表作ともいえる一本です。ワームタブ式冷却器など、今では珍しい伝統的な製法で造られ、国際品評会でもゴールドメダルを受賞した最高水準のウイスキーです。
引用:SANYO 公式

オールドプルトニー ハダート

プルトニー初のピーティーなウイスキー
オールドプルトニー誕生の地、ウィックを記念するスモーキーなウイスキー。
セカンドフィルアメリカンオークバーボン樽で熟成した後、ピーティーウィスキーを入れていたバーボン樽でフィニッシュ。
プルトニー特有のノンピート麦芽を使用しながら樽からピーティーな香りを移した「ハダート」は塩分を含んだ海の空気と程よいピートの煙が組み合わさりウイスキーの深みと個性を際立たせます。
引用:SANYO 公式
オールドプルトニー 15年
オールドプルトニー 15年
15年熟成の、最も滑らかでバランスのとれたシングルモルト。
セカンドフィルアメリカンオークのバーボン樽で熟成後ファーストフィルスパニッシュオークのオロロソ樽でさらに熟成。
二つの異なるフレーバーが完璧に調和しています。
リッチな琥珀色から想像される円熟味のあるスパイシーな甘みとプルトニーらしい潮の爽やかな香りが見事に溶け合っています。
引用:SANYO 公式

オールドプルトニー 18年

オールドプルトニー 18年
18年間の熟成に使用された樽の特徴と色をそのまま生かしたとろけるようなウイスキー。
ウイスキーを形作るチョコレートとスパイスの風味を通して贅沢な甘みが広がります。
2020年度「サンフランシスコ・ワールド・ウイスキー・コンペティション」において金賞受賞。
引用:SANYO 公式
オールドプルトニー 25年
オールドプルトニー 25年
四半世紀もの間、ケイスネス海岸の爽やかな海風を浴びながら熟成されたこのウイスキーは、港町の特徴をしっかりと反映させながらも滑らかな味わいです。
アメリカンオークで熟成され、その後シェリー樽により、スパイシーな甘さと深い色が付加されます。
エレガントでカリスマ的なこの素晴らしいウイスキーは、ウィックの町の耐久の精神と、プルトニー蒸溜所の技術への献身を体現しています。
引用:SANYO 公式
オールドプルトニー コースタルシリーズ ピノデシャラント
オールドプルトニー コースタルシリーズ ピノデシャラント
「海のモルト」を掲げるオールドプルトニーと、世界各地の沿岸部で造られるお酒をつなげる新しい試み、コースタルシリーズの第一弾。
バーボン樽での熟成後、フランスボルドー北に位置するシャラントで造られるピノ・デ・シャラントの樽で後熟しています。
オールドプルトニー特有のバニラ、ハチミツの香りに、ピノ・デ・シャラント由来のスパイス、フルーティさが感じられる1本です。引用:SANYO 公式
オールドプルトニー ストローマ・リキュール
オールドプルトニー ストローマ・リキュール
プルトニー蒸溜所の所長によるレシピで2013年のリリース以来変わらず手作りされるストローマ・リキュールは、シングルモルトであるオールドプルトニーのスパイシーさフルーティな甘みが特長。
食後にストレートやオン・ザ・ロックで飲むのはもちろん、カクテルの材料としても使用できます。古代ノルド語で「潮の狭間の島」を意味するストローマ。
オークニーとメインランドの間に位置するストローマ島より名前を取りました。引用:SANYO 公式
これらのラインナップはそれぞれ異なる特徴を持ち、オールド プルトニーの個性を様々な角度から楽しむことができます。
オールドプルトニー12年と他銘柄との違い
オールドプルトニー12年は、その独特な潮気とオイリーな質感が他のウイスキーと一線を画しています。
特にハイランド地方のウイスキーでありながら、沿岸部で熟成されることで生まれる海の香りが際立ち、この潮風の影響を受けた味わいは、内陸で熟成される多くのハイランドモルトにはない特徴です。
他のスコッチウイスキーと比較してみると、例えばスプリングバンクのようなピート香の強い銘柄とは異なり、オールドプルトニー12年にはピートのスモーキーさはほとんど感じられません。
スプリングバンクについては「モルトの香水」スプリングバンクはなぜ高い?価格上昇の背景を解説」という記事で詳しく解説していますので、是非お読みください。

また、同じ潮気を感じる銘柄としてタリスカーがありますが、タリスカーの方がよりスパイシーで、オールドプルトニー12年の方が全体的にバランスの取れた柔らかい味わになっています。
タリスカーについては「タリスカーはまずい?評価の分かれる独特な風味と熱烈なファンの存在」という記事で詳しく解説していますので、あわせてお読みください。

このように、オールドプルトニー12年は、スムーズで飲みやすいながらも、海の風味やスパイスが絶妙に調和している点で、他の銘柄と一味違う個性を持っています。
オールドプルトニー12年の評価:まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- スコットランド北部の港町ウィックで造られるシングルモルトウイスキー
- 「海のモルト」と呼ばれる独特の潮気が特徴
- 1826年創業のプルトニー蒸溜所で製造される歴史ある銘柄
- 蒸溜器の形状に由来するオイリーでコクのある酒質
- ハイランドモルトながら沿岸熟成による塩っぽさが際立つ
- 国際的な品評会で多数の受賞歴を持つ
- 2014年ISC部門最高賞、2015年同大会金賞を獲得
- 香りは青リンゴ、ハチミツ、干し草、バニラが中心
- 味わいは辛口スタートからビター、黒糖、ナッツへと変化
- 余韻にスパイスと潮気が残る複雑な後味
- ハイボールでは爽やかな果実感が引き立ち食中酒に最適
- 刺身や燻製などの海鮮料理との相性が非常に良い
- 希望小売価格は税別5,300円と手頃な価格帯
- 2025年の価格改定では12年のみ据え置きでコスパが高い
- 他の潮系モルトと比べてスモーキーさが控えめで飲みやすい