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ティーチャーズの評判が気になっていませんか?
まずいという口コミもあれば、うまいというレビューもあったり、スモーキーで正露丸のような香りという声も聞くので、初めての一本には少し不安になりますよね。
この記事では、ティーチャーズハイランドクリームがまずいと言われる理由と、実際に飲んでみてどう感じるかを徹底レビューします。
また口コミや評価を交えながら、ウイスキー初心者にとってまずいと感じやすいポイントや、うまいと感じる人が推しているハイボール他美味しい飲み方まで、できるだけ分かりやすく解説していきます。
さらに、ティーチャーズセレクトとの違いや、コスパ、モルト比率やスモーキーさについても触れていくので、読み終わるころには「自分はティーチャーズを試してみるべきかどうか」がかなりハッキリしているはずです。

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ティーチャーズはまずいのか、それとも安くてうまいスコッチなのか、一緒にチェックしていきましょう。
☑️ティーチャーズはまずい?タイプ別感じ方早わかり表
| タイプ | ティーチャーズをどう感じやすいか | ポイント |
|---|---|---|
| レモン多めのさっぱりハイボールが好きな人 | 「煙っぽくてきつい…ティーチャーズはまずいかも」と感じやすい | スモーキーさ・アルコール感がハッキリ出る |
| スモーキーなウイスキーやアイラ系が好きな人 | 「この価格でこのスモーク感は普通にうまい」と感じやすい | モルト比率高めで、しっかり香りとコクを楽しめる |
| ウイスキー初心者 | 飲み方次第で「まずい」⇔「意外といける」が大きく変わる | 薄めのハイボールや水割りからなら挑戦しやすい |
- ティーチャーズのウイスキーの特徴や風味の強さ
- ティーチャーズが「まずい」と感じられる理由や評価の分かれ方
- ティーチャーズの安い価格設定やその理由
- ティーチャーズを美味しく飲むためのおすすめの飲み方
ティーチャーズがまずいって本当?その声の真相

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- ティーチャーズハイランドクリームとは?
- ティーチャーズはまずい?口コミと評判
- 初心者へのおすすめ度
- 味わいとスモーキーさを徹底レビュー
- 気になる正露丸のような味とは
ティーチャーズハイランドクリームとは
ティーチャーズハイランドクリームは、スコットランド生まれのブレンデッドスコッチウイスキーです。
19世紀半ば、スコットランド・グラスゴーで酒販業を営んでいたウィリアム・ティーチャーが「自分が納得できる品質のウイスキーだけを提供したい」という思いからブレンドを始め、自信のあるレシピに自分の名字である「ティーチャー」を冠したのがスタートと言われています。

出典:SUNTORY 公式
発売から160年以上経った今でも世界中で飲まれていて、スコッチ好きの中では「安くてスモーキーな定番」として名前が挙がることが多い1本です。
日本ではサントリーが輸入・販売しているので、スーパーや酒量販店でも比較的見つけやすく、手に取りやすい価格と入手性も魅力のひとつですね。
スタイルとしては、モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドしたブレンデッドスコッチ。
キーモルトになっているのがハイランド地方のアードモア蒸留所の原酒で、このモルトを軸に複数のモルトウイスキーとグレーンウイスキーを組み合わせることで、ティーチャーズ特有のスモーキーさとコクを作り上げています。
公式が語るティーチャーズのキャラクター
サントリー公式の製品紹介によると、ティーチャーズハイランドクリームは「アードモアモルトをキーに、多数のモルトウイスキーを使用」「モルト比率を高めることで、独特の爽やかなスモーキーフレーバーを持つ」と説明されています。
色は美しい黄金色、香りはスモーキーさに加えて熟したリンゴや洋梨、味わいは甘い穀物のコクとシルクのような優しい風味、余韻は爽やかに続く、とかなり丁寧にキャラクターが整理されています。
出典:サントリー公式サイト「ティーチャーズ ハイランドクリーム」
アルコール度数は40%で、700mlボトルをベースに、1L・1.8L・2.7L・4Lといった大容量ペットボトルもラインナップ。晩酌用のデイリーボトルとしてガッツリ使ってください、というメッセージがサイズ展開からも伝わってきます。
ティーチャーズのキーモルト、アードモアレガシーについては、当サイトで詳しくまとめています。スモーキー寄りだけど飲みやすいシングルモルトが気になる人は、アードモアレガシーがうまいと評判!その味わいや特徴を徹底解説もあわせてチェックしてみてください。ティーチャーズの「元ネタ」のような味わいが見えてきますよ。
ティーチャーズハイランドクリームの特徴を一言でまとめると、「手頃な価格で、しっかりスモーキーな本格派ブレンデッド」です。
安ウイスキーの中には、クセが少なくて無難な飲みやすさを目指しているものも多いのですが、ティーチャーズはあえてスモーキーさを前面に押し出した設計。そのぶん好みがハッキリ分かれやすく、ティーチャーズはまずいと感じる人と、美味しいとハマる人の両方が出てくるわけですね。

ティーチャーズはまずい?口コミと評判
ティーチャーズはまずいのかどうかを考えるうえで、やっぱり気になるのが世間の口コミと評判です。ネット上のレビューやSNSをざっくり眺めていると、「まずい派」と「うまい派」がキレイに分かれていて、それぞれの主張にはある程度の共通点があります。ここでは、その傾向を整理していきますね。
まずい派の典型的な意見
- 煙っぽさが強くて苦手、香りからもうダメ
- 正露丸のような薬っぽい香りを感じてしまう
- アルコール感がきつくて喉が焼けるように感じる
- 安いだけあって、薄っぺらい味に思える
- ストレートやロックで飲んだらキツすぎて無理だった
このあたりのコメントは、「スモーキーなウイスキーに飲み慣れていない」「ハイボールでも角やトリスのようなマイルド系が好み」というタイプの人に多い印象です。特に、ピート由来の香りを「燻製ハムっぽくて美味しい」と感じるか、「正露丸のようで薬っぽい」と感じるかで、評価が真っ二つに割れます。
うまい派・高評価の意見
- この価格でこのスモーキーさはコスパが良すぎる
- ハイボールにすると燻製のような香ばしさが最高で、肉料理が進む
- 1000円台スコッチの中ではかなり本格派だと思う
- 毎日の晩酌用デイリーウイスキーとしてちょうどいいバランス
- スモーキー入門としてちょうどよくて、ここからアイラにハマった
スモーキーなウイスキーが好きな人や、アイラモルト(ボウモアやラフロイグなど)をすでに飲んでいる層からは、「値段を考えるとかなり優秀」「日常使いにピッタリ」といったポジティブな意見が多いですね。特にハイボールでの評価が高く、「ティーチャーズハイボールが飲めない居酒屋は残念」という声まであります。
個人的な感覚としても、ティーチャーズは「軽くて何となく香るスモーキー」ではなく、しっかりピート由来の香りが立つタイプなので、普段スモーキーさに慣れていない人ほど、「まずい」「きつい」と感じやすいウイスキーだと思います。
一方で、スモーキーなウイスキーを求めている人にとっては、「この価格でここまで個性を出してくれるのはありがたい」という一本になるので、評価が割れるのはむしろ当然かなと。
要するに、ティーチャーズはまずいかどうかは、あなたの好みと経験値次第で評価がガラッと変わるタイプです。だからこそ、「まずい派の口コミ」「うまい派の口コミ」の両方を知ったうえで、自分の好みと照らし合わせるのが大事ですね。
初心者へのおすすめ度
ウイスキー初心者にとって、ティーチャーズはまずいのか、それともアリなのか。ここはかなり気になるポイントだと思います。バーで見かけることも多いし、価格も手頃なので、最初の一本に選びたくなる気持ちも分かります。
結論:最初の1本にはあまりおすすめしない
個人的な結論としては、「ウイスキー人生の最初の1本」としていきなり選ぶのは、あまりおすすめしない側です。
理由はシンプルで、ティーチャーズハイランドクリームはスモーキーさとアルコール感がそこそこハッキリしているから。甘くて飲みやすいジャパニーズウイスキーや、ライトでフルーティーなブレンデッドから入った人が、いきなりティーチャーズをストレートやロックで飲むと、「ウイスキーって全部こんなにキツいの?」と苦手意識につながる可能性があります。
こんな初心者にはまずいと感じやすい
- ハイボールはレモン多めでサッパリしたものが好き
- バーボンやアイラモルトはまだ飲んだことがない
- お酒全般にまだ慣れておらず、アルコール感に敏感
- 煙っぽい香りや薬っぽい香りに抵抗がある
こういったタイプの人からすると、ティーチャーズはまずい寄りに感じる可能性が高いです。特に、「香りを嗅いだ瞬間に正露丸を連想するかどうか」が分かれ目になりやすいですね。
初心者でも楽しみやすい飲み方
とはいえ、初心者だからティーチャーズは絶対NGというわけでもありません。飲み方を工夫すれば、ハードルは一気に下がります。
- 水割りをかなり薄めに作る(ウイスキー1:水3〜4くらい)
- レモンを軽く絞ったハイボールにして、爽快感をプラス
- ジンジャーエール割りやコーラ割りで甘みとスパイスを足す
- 香りが気になる場合は、氷多めのロックでキンキンに冷やす
このあたりの工夫をしてあげると、ティーチャーズのスモーキーさは残しつつも、アルコール感のトゲをかなり丸めることができます。
いきなりストレートで「うわ、まずい!」とショックを受けるより、まずは薄めのハイボールや水割りから慣れていくのがおすすめですよ。

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クセが少なくて飲みやすい日本のウイスキーから入りたい人は、日本の美味いウイスキーランキング:5,000円以下厳選ガイドも参考になると思います。ティーチャーズよりマイルドな選択肢がたくさん紹介されているので、「まずは飲みやすさ重視で行きたい」というあなたにはこちらのルートもアリです。

味わいとスモーキーさを徹底レビュー
ここからは、実際に自宅で何日かに分けて飲みながら感じた「ティーチャーズ ハイランドクリーム」の味と香りを、できるだけリアルにお伝えしていきます。ウイスキー選びのときに、「ラベルの説明じゃなくて、本当の飲み心地が知りたいんだよな…」と思うタイプの方に向けた、生のレビューだと思ってもらえればOKです。
グラスから立ち上がる香り
ボトルを開けて、テイスティンググラスに少量注いでみると、まず真っ先に感じるのはやっぱり煙っぽさ。焚き火の残り香とか、スモークしたベーコンを連想するような、はっきりしたスモークが鼻に届きます。

ハイボールはスモーキーさと炭酸のキレが絶妙にマッチ
しばらくグラスをくるくる回しながら嗅いでいると、その奥からふわっと甘いニュアンスが出てきます。
熟したリンゴや洋梨のような、やや熟成感のあるフルーツ香で、「単なる煙のウイスキー」というよりは、ちゃんと層のある香りだなという印象。
さらに集中して嗅ぐと、バニラや蜂蜜のようなまろやかな甘さも感じられて、「スモーク」「フルーツ」「甘み」が混ざり合った、意外と複雑な香りになっているのが分かります。
価格帯的にどうしても少しアルコールのツンとした刺激はありますが、冷凍庫で少しグラスを冷やしたり、水や炭酸で割ってあげると、その尖りはかなり穏やかになります。
ストレートで嗅いだときより、ハイボールにした時の香り立ちが一番バランス良く感じました。
口に含んだ時の味わいとボディ
ひと口目をそっと含むと、舌の上でピリッとした刺激がまず来ます。アルコール度数40%らしい主張はありますが、「ガツンと重たい」というよりは、中程度のボディ感でキュッと締まった印象。
そのまま少し口の中で転がしていると、穀物由来の甘さと、モルトの厚みがじわじわ広がっていきます。砂糖のような分かりやすい甘さではなく、シリアルやビスケットを思わせる、穏やかな甘みとコク。スモーキーさに目が行きがちですが、ベースにはちゃんと「甘い穀物の芯」があるタイプです。
余韻とスモーキーさの残り方
飲み込んだ後は、鼻の奥からふわっと煙が抜けていくような感覚が残ります。余韻はそこまで長くはないものの、喉のあたりにほのかなビターさとスモーク香がしばらく残り、「もう一口飲みたくなる」タイプの後味です。
このビターさを「心地よい大人っぽさ」と感じるか、「少し苦くて飲みにくい」と感じるかで評価が分かれそうですが、個人的にはハイボールにしたときの、この軽い苦味とスモーキーさの組み合わせがかなり好みでした。
スモーキーさの方向性としては、ヨードや磯っぽさがグイグイ来るアイラモルトとは少し違い、あくまで燻製寄りのスモークが主役。あの独特の薬品っぽさが全面に出るタイプではなく、「燻した香りがやや強めで、好みが割れやすい」くらいの立ち位置だと感じました。
飲み進めるほどに見えてくるバランス
最初の1杯目より、2日目・3日目と飲み続けていくうちに、スモーキーさと甘み、フルーティーさのバランスがだんだん掴めてきます。
「煙っぽいウイスキー」というざっくりした印象から、「スモークを軸に、穀物の甘みとフルーツ香が支えているブレンデッド」というイメージに変わっていく感じです。
ストレートだとアルコール感が前に出やすく、「ちょっと尖ってるな」と感じる瞬間もありますが、水割りやハイボールにすると一気にまとまりが良くなり、この価格帯としてはかなりキャラクターのはっきりした1本だと実感しました。
「とにかくスイスイ飲める軽いウイスキー」が欲しい人には、やや主張が強く感じられるかもしれませんが、「スモーキーさを軸に、ちゃんと味の芯も欲しい」という人なら、デイリー用として十分楽しめる味わいだと思います。あるのはかなり優秀」と感じられるはずです。逆に、「とにかく飲みやすいウイスキーがいい」という人からすると、ティーチャーズはまずいと感じる可能性が高いので、自分の求める方向性をしっかり意識して選びたいところですね。
気になる正露丸のような味とは
「ティーチャーズは正露丸のような味」「ティーチャーズはまずい、薬っぽい」といった表現を目にして、不安になった人も多いはずです。この「正露丸っぽい」という表現、スモーキーなスコッチの世界ではわりと頻出ワードなんですよね。
なぜ正露丸を連想するのか
正露丸の香りは、樟脳(しょうのう)や生薬由来の、独特の薬草っぽさが特徴です。
一方で、ピートで焚いた煙を麦芽に当てることで作られるスコッチウイスキーの香りも、煙・土・薬草・ヨードなどを連想させることがあります。
この「薬草+煙」の方向性が似ているので、初めてスモーキーウイスキーを飲んだ人が「正露丸みたい」と感じるわけですね。
ティーチャーズは、アイラモルトほど強烈ではないものの、ピートの香りがしっかり感じられるタイプなので、他のお酒ではあまり出会わない香りにびっくりして「これはまずい」と感じてしまうケースがあります。
特に、香りに敏感な人ほど、正露丸っぽさを強く感じやすい印象です。

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正露丸っぽさ=悪い、ではない
実は、この「正露丸っぽさ」は、スモーキーなスコッチの世界ではむしろ魅力として語られることも多い個性です。
- 「薬草っぽさ」「ヨード感」があることで、他にはない複雑さが生まれる
- 燻製料理やチーズ、チョコレートとのペアリングで一気に化ける
- 飲み慣れると、そのクセがクセになる(沼ポイント)
好きな人には「たまらないクセ」になってくる部分なので、そこは本当に好みの問題です。ワインで言えば、重くて渋いボルドーを「渋すぎてまずい」と感じる人もいれば、「ずっと飲んでいたい」と感じる人もいるのと同じような話ですね。
同じように「まずい」と検索されがちなスモーキー系として、ボウモア12年まずい?「アイラの入口」と言われるウイスキーの評価でも、独特の香りと評価の分かれ方を詳しく解説しています。スモーキー好きへの道を進みたい人は、あわせて読むと世界が広がると思います。
ティーチャーズの場合は、正露丸のような香りが全面に出ているというより、「燻製寄りのスモークに、少し薬草っぽさが混ざっている」くらいのニュアンスです。それでも、人によってはこの時点で「これはまずい」と判断してしまうこともあるので、「自分は正露丸の香りが平気かどうか」をイメージしてから試してみるのがおすすめです。
もし最初のひと口で「正露丸っぽいかも…」と感じても、「正露丸っぽいかも…」と感じても、いきなりボトルを手放すのではなく、ハイボールや水割り、ジンジャーハイボールなどいろいろな飲み方を試してみてほしいです。香りの印象が変わることで、「あれ、思ったよりうまいぞ?」と逆転ホームランになるパターンも意外と多いですよ。

ティーチャーズまずい?それとも美味い?

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- ティーチャーズは安い?定価と理由
- ハイボール他おすすめの飲み方
- ティーチャーズセレクトとの違い
- ペアリングで広がる美味しさの世界
ティーチャーズは安い?定価と理由
ティーチャーズハイランドクリームは、いわゆる「1000円台前半」の価格帯で買えるブレンデッドスコッチです。定価ベースでは700mlで1,600円前後、量販店の特売やネット通販だと、もう少し安く買えることも多いですね。業務用の大容量ボトルも含めると、かなりコスパ重視のラインナップになっています。
| 商品名 | 容量 | 希望小売価格(税別) |
|---|---|---|
| ティーチャーズ ハイランドクリーム | 700ml | 1,610円 |
| ティーチャーズ ハイランドクリーム | 1000ml | 2,130円 |
| ティーチャーズ ハイランドクリーム | 1800ml | 3,710円 |
| ティーチャーズ ハイランドクリーム | 2700ml | 5,190円 |
| ティーチャーズ ハイランドクリーム | 4000ml | 7,420円 |
※価格はあくまで一般的な目安です。実際の販売価格は店舗や時期、セールなどによって変動します。正確な情報は各ショップやメーカー公式サイトをご確認ください。

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この価格帯だと、国産なら角瓶やトリス、海外ならジョニーウォーカー・バランタイン・デュワーズあたりのエントリークラスがライバルになります。
その中でティーチャーズは、「モルト比率が比較的高く、しっかりスモーキー」という個性を持っているので、同じ価格帯の中ではかなりキャラが立っているポジションです。
1杯あたりのコスパで考えると、700mlボトルで約20〜23杯くらい(1杯30ml換算)取れるので、1杯あたり70〜100円前後のイメージ。
居酒屋のハイボール1杯より安い値段で、「スモーキーなハイボール」を何杯も楽しめると思うと、なかなか悪くない投資かなと思います。
もちろん、価格だけで「お得かどうか」は決まりませんが、ティーチャーズのように個性のあるウイスキーがこの値段で買えるのは、ウイスキーファンからするとかなり嬉しいところです。
「飲みやすさよりも、スコッチらしい風味をしっかり楽しみたい」「コスパの良いスモーキーなデイリーウイスキーを探している」という人にとっては、ティーチャーズはまずいどころか、かなり頼れる一本になりやすいと思います。
ハイボール他おすすめの飲み方
ティーチャーズはまずいと感じるかどうかは、飲み方によって本当に印象が変わります。個人的なおすすめは、圧倒的にハイボールですが、他の飲み方も含めて整理しておきますね。
ティーチャーズハイボールの魅力
ティーチャーズハイボールは、スモーキーさと炭酸のキレがマッチして、燻製系の香ばしさを爽やかに楽しめる飲み方です。アルコール感もかなり和らぐので、初心者でもトライしやすくなります。
美味しいティーチャーズハイボールのポイント
- グラス・ウイスキー・炭酸水をしっかり冷やしておく(冷凍庫近くまでキンキンが理想)
- 氷をたっぷり入れ、ウイスキーは30ml前後(薄めがよければ15〜20mlでもOK)
- 炭酸水は氷に直接ぶつけず、グラスの側面を伝わせて静かに注ぐ
- マドラーで1〜2回だけ軽く混ぜ、混ぜすぎない(炭酸が抜ける原因になります)
- 仕上げにレモンピールやレモンスライスを入れると、香りがグッと立つ
このあたりのポイントを押さえるだけで、「家飲みのハイボール」が一気にバークオリティに近づきます。

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特に、炭酸をしっかり効かせるのは重要で、炭酸が弱いとスモーキーさとアルコール感だけが目立って「まずい」と感じやすくなるので注意です。
ジンジャーハイボール・コークハイ
ティーチャーズをジンジャーエールやコーラで割ると、甘みとスパイス感のおかげでスモーキーさとアルコール感がかなりマイルドになります。ウイスキー初心者でティーチャーズはまずいと感じた人でも、ジンジャーハイボールやコークハイなら「むしろ好きかも」と感じる可能性が高いです。
- ジンジャーハイボール:生姜の辛味とスモーキーさが相性抜群で、唐揚げやポテトなど揚げ物とベストマッチ
- コークハイ:甘みとカラメル感がプラスされ、デザート感もありつつ食事にも合わせやすい万能タイプ
缶のティーチャーズハイボール

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最近は、コンビニやスーパーでサントリーから缶のティーチャーズハイボールも出ています。
これは、ティーチャーズハイランドクリームを炭酸で割った「完成品」なので、家ハイボールを作るのが面倒なときにはかなり便利な選択肢です。
味の方向性を知りたいだけなら、まずは缶から入ってみるのもアリですね。「缶で気に入ったらボトルを買う」という流れもおすすめです。
いずれにしても、ティーチャーズはまずいと感じたときは、「ストレートやロックで飲んでいないか?」「炭酸が弱くないか?」を一度見直してみるといいですよ。
飲み方を変えるだけで、一気に評価が180度変わることも珍しくありません。
ストレート:ウイスキー上級者向け
- アルコール感がかなり強めに出やすく、喉の刺激もガツンと来る
- ピート香と苦味がグッと前に来て、クセの強さがダイレクトに伝わる
- 香りの変化や余韻の長さをじっくり楽しみたい上級者向け
ストレートは、そのウイスキーの骨格を一番ダイレクトに味わえる飲み方です。ただし、ティーチャーズのようなスモーキー系は、初心者には「きつい」「まずい」と感じられやすいので、いきなりチャレンジするのはおすすめしません。せめて、一度ハイボールや水割りで慣れてからの方が、良さが分かりやすいと思います。
ロック:甘みとスモークのバランス型
ロックにすると、氷で冷えることでアルコール感は少しマイルドになり、甘みとスモーキーさのバランスが良くなります。
氷が溶けていくにつれて度数もゆるやかに下がるので、「最初は力強く、後半はまろやかに」と変化を楽しみたい人にピッタリです。
- 序盤:スモーキーさとビター感が前に出て、男前な印象
- 中盤:氷が溶けて甘みと穀物のコクが顔を出す
- 終盤:軽い水割りになり、スモーク香だけがほのかに残る

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ロックは、ウイスキーの変化をゆっくり楽しみたい夜に向いている飲み方ですね。ビターチョコレートやナッツ、チーズあたりをつまみに合わせると、ティーチャーズのスモーキーさが心地よく感じられやすいです。
水割り:初心者にもやさしい入口
- スモーキーさが和らぎ、青リンゴっぽいフルーティーさが出やすい
- アルコール感も大きく抑えられ、スイスイ飲める軽快さ
- 薄めに作れば、ウイスキー初心者でもかなり飲みやすい
水割りにすると、「ティーチャーズってこんなにフルーティーだったの?」と思うくらい、別の顔が見えてきます。特に、青リンゴや洋梨のような爽やかな香りが立ちやすくなり、「スモーキーさとフルーティーさ」の両方を楽しめるのが水割りの良さですね。
個人的には、「まずは水割りか薄めのハイボール → 慣れてきたらロック → 最後にストレートチャレンジ」くらいの順番でステップアップしていくと、ティーチャーズの良さを壊さずに楽しめると思います。どの段階でも「きつい」と感じたら、無理をせず薄めて飲むのが正解ですよ。
ティーチャーズセレクトとの違い
ティーチャーズはまずいのか調べていると、「ティーチャーズセレクト」という名前もよく出てきます。これは姉妹品のような立ち位置で、味の方向性が少し違うボトルです。両方飲んでみた立場から、ざっくりと違いをまとめておきます。

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ティーチャーズセレクトの特徴
- ノーマルよりもフルーティーで華やかな香りが前に出る設計
- その一方で、アルコールの辛さを強めに感じる人も多い
- ヨード感(薬品っぽさ)を強く感じるという声もあり、好みがさらに分かれやすい
セレクトは、「スモーキーさ+辛口寄りの味」が好きな人には面白い選択肢ですが、初心者からするとノーマル以上にまずいと感じる可能性もあります。
スモーキーさに慣れるための入門としては、やはりノーマルのティーチャーズハイランドクリームから始めるのが無難かなと思います。
どちらを選ぶべきかの目安
- まずはティーチャーズハイランドクリームでスモーキー×コスパの良さを体験する
- 「もっとクセが欲しい」「薬っぽさも楽しみたい」と感じたらセレクトを試す
- そもそもスモーキーさが苦手なら、別の銘柄を検討した方が幸せ
アイラモルトなど、さらに個性的なスモーキーウイスキーに興味が出てきたタイミングで、セレクトやボウモア、ラフロイグあたりにステップアップしていくと、世界が一気に広がりますよ。「まずはティーチャーズ、次にアードモア、その先にアイラ」という感じで、スモーキー沼にハマっていくのも楽しいルートです。
ペアリングで広がる美味しさの世界
ティーチャーズはストレートやハイボールだけで完結させるより、「何と一緒に飲むか」で一気に表情が変わるタイプのウイスキーだと感じました。ここでは、実際にいろいろつまみを合わせてみて、「これは間違いない」と思えた組み合わせをいくつか紹介します。
肉料理と合わせて“スモーク感ブースト”
まず外せないのが、肉系のおつまみとのペアリングです。
グリルチキンやソーセージ、ベーコンなど、火をしっかり通した肉と合わせると、ティーチャーズのスモーキーさがぐっと引き立ちます。
特にハイボールにして、塩気の強い肉料理をかじりながら飲むと、口の中で「燻した香り+肉汁」のコンボが完成して、かなり背徳感のある美味しさになります。肉の脂をハイボールの炭酸がさっと流してくれるので、重たくならずに飲み進んでしまうのがちょっと危険なくらいです。
和食との意外な相性
スコッチ=洋食というイメージが強いかもしれませんが、ティーチャーズは和食ともそこそこ仲良しでした。
醤油ベースの味付け(照り焼き、すき焼き風の甘辛味、焼き魚に醤油をひとたらし など)と合わせると、ウイスキー側の甘みとコクが前に出てきて、スモーキーさが良いアクセントになります。特に、水割りややや薄めのハイボールにすると、ご飯のおかずと一緒に飲んでも違和感がありませんでした。
「晩ごはんをちゃんと食べながら、食中酒としてウイスキーを楽しみたい」というときには、和食×ティーチャーズの組み合わせはかなりアリだと思います。
ナッツ&チーズで“ちびちび飲み”
ゆっくり飲みたい日には、ミックスナッツとチーズの組み合わせがかなり優秀でした。
・塩気の効いたナッツ → スモーキーさを引き締める役
・クリーミーなチーズ → アルコール感を丸くしてくれるクッション
という感じで、それぞれ役割分担をしてくれます。特にロックでちびちびやるときは、ナッツとチーズを交互につまみながら飲むと、杯を重ねても飽きにくく、「今日はゆっくり飲みたいな」という夜にちょうどいいペアリングでした。
甘いものと合わせる“大人デザート”
意外なダークホースだったのが、ビターチョコレートとの組み合わせです。カカオ分の高いチョコをひとかけら口に含んで溶かし、そのままティーチャーズをロックで一口。すると、ウイスキー側のバニラっぽい甘みがふわっと広がり、スモーク香がチョコのほろ苦さと混ざって、ちょっとだけ贅沢なデザートタイムになります。
あとは、バニラアイスに少しだけティーチャーズを垂らしてみるのもおすすめ。アイスの甘さと冷たさがアルコール感を抑えてくれるので、「ウイスキーを飲む」というより「大人向けのスイーツを食べる」感覚に近い楽しみ方ができます。
「まずい」が「うまい」に変わるのはペアリング次第
ティーチャーズは、単体で飲むとスモーキーさやアルコールの主張が強く、「ちょっと自分にはきついかも…」と感じる瞬間もあります。
でも、料理やおつまみと合わせることで、その強さが「ちょうどいい個性」に変わる場面がかなり多いと感じました。
もし最初に飲んだときの印象がイマイチだったとしても、
- 肉料理とガッツリ合わせてみる
- 和食と一緒に、食中酒として試してみる
- ナッツやチーズ、チョコと合わせて“ちびちび飲み”する

世界のお酒に溺れたい! イメージ
こういったペアリングを一度試してみると、「あれ、ティーチャーズって意外と使い勝手いいな」と印象がガラッと変わるかもしれません。
スモーキーな個性を活かせる相手を見つけてあげることが、ティーチャーズを“まずいウイスキー”から“頼れる相棒”に変える近道だと思います。
ティーチャーズはまずい?その評価と真相:まとめ
ここまでの内容をふまえて、「ティーチャーズは結局まずいのか?」というポイントを整理しておきます。飲む人の好みや経験値で評価がガラッと変わる1本なので、最後にもう一度おさらいです。
ティーチャーズの“ポイント”まとめ
- まずいと感じやすい理由
しっかりしたスモーキーさと、40%らしいアルコールのアタックがあるので、ウイスキーに不慣れな人やライトな味わいが好きな人には「きつい・飲みにくい」と感じられやすい。 - ハマる人にはコスパ抜群の1本
スモーキーなスコッチが好き、あるいはすでにアイラ系を飲んでいる人にとっては、この価格帯としては個性がはっきりしていて、「デイリー用にちょうどいい」と感じやすい。 - 飲み方を変えると評価も変わる
ストレートで無理に飲むより、薄めのハイボールや水割り、ジンジャーハイボール、コークハイ、ロックなどにすると、アルコールの角が取れて「まずい」から「思ったよりうまい」に転じるケースが多い。 - ペアリングで一気に“おいしい側”に寄る
グリル系の肉料理、醤油ベースの和食、ナッツ&チーズ、ビターチョコ、バニラアイスなどと合わせると、スモーキーさや穀物の甘みが引き立ち、単体で飲むときとはまた違う魅力が出てくる。 - セレクトやアイラへのステップとしても優秀
まずはハイランドクリームでスモーキーさに慣れ、もっとクセが欲しくなったらティーチャーズセレクトやアイラモルトへステップアップする“入門用”としても使いやすいポジション。
最終的に、ティーチャーズが「まずい」か「うまい」かは、
あなたが求めているのが「飲みやすさ」なのか、「しっかり個性のあるスモーキーさ」なのかでほぼ決まります。やさしい味のジャパニーズやライトなブレンデッドを求めているなら別の銘柄を選んだ方が幸せになれますし、「スコッチらしい煙っぽさを手頃な価格で楽しみたい」という人には、かなり頼れる相棒になってくれるはずです。
なお、価格や仕様は今後変更される可能性がありますし、飲酒は健康や安全にも関わるテーマです。本記事の内容はあくまで個人的な体験と一般的な情報に基づいたものなので、最新の正確な情報はメーカー公式サイトや販売店で確認してください。
また、体質や体調によって適量は変わります。少しでも不安がある場合は、無理をせず専門家や医療機関に相談しながら、自分のペースでお酒と付き合ってもらえればと思います。
ティーチャーズが気になってここまで読んでくれたあなたが、自分にしっくりくる飲み方やペアリングを見つけて、「ティーチャーズ、意外とアリかも」と感じてもらえたら嬉しいです。ほどよく心地よく酔える、楽しいウイスキー時間になりますように。ティーチャーズはまずいのか気になってここまで読んでくれたあなたが、自分に合った一本や飲み方に出会えるきっかけになれば幸いです。ほどよく酔って、楽しいお酒時間を過ごしていきましょう。

