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スーパーニッカが「まずい」という評価が気になっていますか?確かにネット上では「まずい」といった声が見られますが、実際には多くのユーザーから高く評価されているウイスキーでもあります。
そもそも「まずい」というキーワードが目立つ理由は、味そのものに原因があるとは限りません。
多くの人が「気になるけど、口に合わなかったら嫌だ」と不安を感じ、先に他人の感想を調べようと検索することで、関連ワードとして表示されやすくなっているのです。
そして一度表示されると、それを見た別の人が同じようにクリックし、結果的に「まずい」という印象だけが独り歩きしてしまう傾向があります。
この記事では、スーパーニッカの味わいや香りの特徴、飲み方による印象の変化、さらにはハイボールにした際の評価について、具体的に解説します。
また、ハイニッカとの違いや、リザーブ、サントリー角瓶との比較など、他銘柄との違いも明確に整理。自分にぴったりのウイスキーを選ぶための参考になる情報をまとめています。

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さらに、「終売」の噂の真相や定価の最新情報、そして朝ドラ『マッサン』との関係といった背景にも触れながら、スーパーニッカの魅力を多角的に掘り下げます。
スーパーニッカが「まずい」とされる理由の本質を知りたい方は、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
- スーパーニッカの基本情報や定価、現在の流通状況について
- スーパーニッカの香りや味わいの特徴を知り、なぜ評価が分かれるのか
- ストレートやハイボールなど飲み方によって異なる味の印象を比較できる
- ハイニッカやサントリー角、リザーブとの違いを通して自分に合ったウイスキー
スーパーニッカがまずいという評価は本当?

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- スーパーニッカの基本情報と定価とは
- 味わいと香りの特徴を解説
- 高評価の理由とユーザーの声
- ハイボールにしたスーパーニッカの印象
- スーパーニッカが終売するという噂の真相
スーパーニッカの基本情報と定価とは

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スーパーニッカは、ニッカウヰスキーが製造し、現在はアサヒビールが販売している国産ブレンデッドウイスキーです。
1962年に誕生し、日本のウイスキー史において非常に重要な存在として知られています。
このウイスキーは、北海道の余市蒸溜所と宮城県の宮城峡蒸溜所のモルト原酒、さらにカフェ式連続蒸留器で作られるグレーンウイスキーをブレンドして造られています。
価格帯は比較的手ごろで、スタンダードな700mlボトルの参考小売価格は3,200円(税別)。
また、500mlや50mlのミニボトルも展開されており、用途や飲む量に応じて選びやすくなっています。
▪️ラインナップと価格
商品名 | 容量 | 参考小売価格(税別) |
スーパーニッカ | びん700ml | 3,200円 |
スーパーニッカ | びん500ml | 2,350円 |
スーパーニッカ | びん50ml | 380円 |
ただし注意点として、現在のスーパーニッカには海外産の原酒も含まれているため、正式には「ジャパニーズウイスキー」としては分類されません。
※ジャパニーズウイスキーの定義は、日本洋酒酒造組合が2021年に発表したガイドライン「ジャパニーズウイスキーの表示に関する基準」に基づく。
(出典:日本洋酒酒造組合「ジャパニーズウイスキーの表示に関する基準」)
このように、スーパーニッカは歴史的背景とブレンド技術が評価されている一方、分類上の注意点も理解しておく必要があります。
味わいと香りの特徴を解説
スーパーニッカは、その香りと味のギャップが印象的なウイスキーとして多くの人に親しまれています。まずグラスに注いだ瞬間に感じられるのは、はちみつやバニラ、花のような柔らかく甘い香り。これにより、ウイスキー初心者でもとっつきやすく、デザートのように華やかな第一印象を与えてくれます。
一方、実際に口に含むと意外にもビターな味わいが広がります。
特にビターチョコレートを思わせるような苦みが中心となっており、甘い香りからは想像しづらい、しっかりとした味の芯を感じることができます。
また、時間の経過とともにピート由来のスモーキーさが現れ、後味にはりんごのような爽やかな酸味が残ります。
これにより、香り・苦み・スモーク・フルーティーさといった要素が、段階的に変化して楽しめる構成になっています。
このように、スーパーニッカは甘い香りとビターな味わいのコントラストを楽しむことができる、バランスの良いブレンデッドウイスキーと言えるでしょう。

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高評価の理由とユーザーの声
スーパーニッカは、多くのユーザーから高い評価を受けている国産ウイスキーのひとつです。その魅力の一つは、価格と品質のバランスの良さにあります。
手頃な価格帯でありながら、甘い香りとまろやかな味わい、そして控えめなアルコールの刺激が絶妙にまとまっており、日常的に楽しめる完成度の高さが際立っています。
実際のレビューでは、「クセがなく飲みやすかった」「複雑すぎず、でも深みがある」といった感想が目立ちます。一方、「アルコール感がやや強め」との意見も一部ありますが、それでも多くの評価が「この価格帯なら文句なし」とポジティブです。
さらに、ボトルデザインも評価ポイントの一つです。独特なランプ型のデザインは、ギフトやコレクションとしても人気があり、インテリアとして飾っている人も少なくありません。
このように、スーパーニッカは価格、味、見た目のすべてにおいて満足感が高く、幅広い層から支持を集めています。
ハイボールにしたスーパーニッカの印象
スーパーニッカをハイボールにすると、その飲みやすさと香りの良さが一層際立ちます。炭酸で割ることでアルコール感が和らぎ、より軽やかで爽快な飲み口に変化します。これにより、ウイスキーに慣れていない人でも違和感なく楽しむことができます。
特に注目すべきは、甘く華やかな香りがふわっと広がる点。はちみつや花のような香りが炭酸の気泡によって立ち上がり、食事中でも邪魔にならない上品さを保っています。
後味にはりんごのようなフルーティーさが残り、口の中がさっぱりとします。
飲みごたえについては、ストレートよりもややライトになりますが、ビターチョコのようなほのかな苦みやピート由来のスモーキーさはしっかりと感じられます。
このバランスの良さが、ハイボールとしての完成度を高めていると言えるでしょう。
一方で、強炭酸を使いすぎると繊細な香りが飛びやすくなるため、炭酸水の注ぎ方や比率には工夫が必要です。
氷を入れることで冷たさが加わり、より爽快感が増しますが、香りの広がりが抑えられる点には注意しましょう。
このように、スーパーニッカのハイボールは、手軽に楽しめるウイスキーカクテルとしておすすめです。特に食中酒としての相性が良く、家庭の食卓でも活躍する一本です。
スーパーニッカが終売するという噂の真相
スーパーニッカに関して「終売になるのでは?」という噂がたびたび話題になりますが、現時点ではスーパーニッカの終売が正式に発表された事実はありません。現在も700mlを中心に複数サイズで流通しており、量販店やオンラインショップでも購入が可能です。
このような噂が広まる背景には、ウイスキー業界全体で続いている原酒不足があります。
ジャパニーズウイスキーの人気が世界的に高まったことで、各メーカーは長期熟成原酒の在庫確保に苦慮しており、実際にいくつかの銘柄が販売終了または休売となっている状況です。
その影響から、スーパーニッカも「いつか終売になるのでは」と不安視されやすいのです。
また、スーパーニッカには、1996年に発売され2008年に終売した「スーパーニッカ15年」というボトルがあり、現在市場では簡単に入手できないことから、それが「通常品も終売するのでは」と誤解される一因にもなっているのかもしれません。

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このように、スーパーニッカ終売の噂は信ぴょう性の低い憶測が多く、現在も継続して製造・販売されている製品です。ただし、ウイスキー業界の事情を考えると、今後の供給状況によっては内容量の変更や価格改定、ラインナップの見直しなどが行われる可能性は否定できません。
そのため、気になる方は早めに購入して味わっておくのも一つの手です。
スーパーニッカがまずいという評価の真相と実際の味わい

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- 飲み方によって変わる味わいの印象
- ハイニッカとスーパーニッカの違いとは
- スーパーニッカとリザーブ比較する
- サントリー角との違いを徹底比較
- スーパーニッカとマッサンの関係とは?
飲み方によって変わる味わいの印象
スーパーニッカは、飲み方を変えることで香りや味わいの印象が大きく変化するウイスキーです。これは、ブレンデッドウイスキーならではの多層的な風味構成があるからです。

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ストレートで飲むと、まず感じられるのはバニラやハチミツのような甘い香り。
その後、ビターチョコに似たほろ苦さや、徐々に現れるスモーキーな風味が広がります。
原酒に含まれる余市モルトの特徴がここで顔を出すため、香りと味のギャップが楽しまれるポイントです。
一方で、加水すると香りの成分がより開きやすくなり、ふわっと華やかさが増します。
アルコールの刺激も和らぐため、初心者にとっては飲みやすさが格段に上がるでしょう。
ウイスキーの持つ繊細なバランスを感じるには、トワイスアップ(水とウイスキーを1:1)にするのもおすすめです。
前述していますがハイボールはおすすめの飲み方の一つ。爽快感が強調され、スーパーニッカが持つ甘さやリンゴのような酸味がよりクリアに感じられます。炭酸と合わせることで、香りが立ちやすくなり、軽快な飲み口に仕上がるため、食中酒としても優れた選択肢になります。
ただし、ロックで飲むと冷たさによって香りの立ち上がりが抑えられるため、香りを重視したい場合は注意が必要です。その代わり、徐々に氷が溶けることで味わいが変化し、時間をかけて楽しむには最適です。
このように、スーパーニッカは飲み方によって異なる表情を見せる一本であり、自分の好みに合ったスタイルを探す楽しさがあります。
ハイニッカとスーパーニッカの違いとは
ハイニッカとスーパーニッカは、いずれもニッカウヰスキーが製造するブレンデッドウイスキーですが、それぞれに異なる特徴とコンセプトがあります。両者を比較することで、自分に合ったウイスキーを選びやすくなるでしょう。
前述の通りスーパーニッカは1962年に誕生。香りは甘く華やかで、アルコール度数は43度。
味わいはまろやかさとビターさのバランスがとれた、複数の原酒が織りなす奥行きが感じらるウイスキーです。
一方で、ハイニッカは1964年に発売された、より日常向けのウイスキーです。
スーパーニッカよりもシンプルな味わいで、フルーティーな香りと軽やかな口当たりが特徴。
アルコール度数は39度とやや低めで、よりカジュアルに楽しめる設計となっています。
参考小売価格は720ml瓶1,320 円(税別)で、毎日の晩酌やハイボール用として親しまれています。

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ここで大きな違いとなるのが、香りと味の深み。スーパーニッカは華やかな香りと複層的な味が楽しめる一方、ハイニッカは軽快さと飲みやすさを重視しています。使用されている原酒の種類やブレンド比率も異なり、スーパーニッカのほうが「特別な一本」としての要素が強いと言えるでしょう。
どちらが優れているというよりも、飲むシーンや求める味わいによって選び方が変わります。気軽に楽しみたいならハイニッカ、落ち着いて風味を味わいたいならスーパーニッカがおすすめです。
スーパーニッカとリザーブ比較する
スーパーニッカとリザーブ(サントリースペシャルリザーブ)は、どちらも国産のブレンデッドウイスキーとして知られていますが、味わいや香り、価格帯、ブランドの方向性に明確な違いがあります。

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スーパーニッカの特徴はここまでで解説してきたので省略しますが、一方のリザーブは、より丸くてやわらかい口当たりが特徴で、全体的にスムーズな印象です。
香りはスパイシーさや果実のようなニュアンスがあり、やや高級感を意識した落ち着きのある味に仕上がっています。
スモーキーさは抑えられており、ウイスキー初心者にも親しみやすい傾向です。
リザーブの希望小売価格は3,000円(税別)で、「飲みやすさ」や「まろやかさ」を重視したい人に向いています。
簡単に比較すると、スーパーニッカは甘さと苦味のコントラストが魅力で、飲みごたえを求める人におすすめ。
一方、リザーブはやさしく整った風味を好む人に合った一本といえるでしょう。

サントリー角との違いを徹底比較
スーパーニッカとサントリー角瓶は、どちらも日本の代表的なブレンデッドウイスキーとして広く知られていますが、味わい、香り、使用されている原酒、価格帯において明確な違いがあります。用途や好みに応じて、どちらを選ぶかが変わってきます。
スーパーニッカの特徴と味わいについては今まで解説の通り、ニッカらしい深みのある味が楽しめます。
これに対して、サントリー角はより軽快でドライな飲み口が魅力。
味わいはあっさりとしており、アルコール感はあるものの、クセは控えめ。香りも控えめで、特にハイボールにしたときに真価を発揮します。
原酒は山崎や白州の若い原酒を一部使用しているほか、グレーンの比率が高く、万人受けしやすい味わいに調整されています。
価格に関しては、サントリー角の希望小売価格が1,910円(税別)となっており、スーパーニッカと比較すると手に取りやすい価格設定です。
その分、香りや風味の深みを求める人にはスーパーニッカが適しています。

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このように、サントリー角は「軽さと飲みやすさ」を重視する人、特にハイボール派に人気があります。一方、スーパーニッカは「しっかりした風味と個性」を楽しみたい人におすすめ。
どちらも良質なウイスキーであることに変わりはありませんが、用途や好みに合わせて選ぶのが満足度の高い飲み方と言えるでしょう。

スーパーニッカとマッサンの関係とは?
スーパーニッカという銘柄は、NHK連続テレビ小説『マッサン』と深い関わりがあります。『マッサン』は、日本のウイスキー産業を築いた竹鶴政孝とその妻リタをモデルにした物語で、ドラマを通じてスーパーニッカの存在を知った人も多いはず。
実際、スーパーニッカは竹鶴政孝が1961年に妻リタを亡くした後、その哀悼の気持ちを込めて開発したウイスキーです。リタは日本にウイスキー文化を根付かせるため、政孝と共に尽力した女性で、スーパーニッカはその功績と愛情の象徴とも言える存在です。
このウイスキーが発売された当時は、高価なクリスタルガラスのボトルに詰められ、贈り物や記念品として扱われるほど特別なものでした。現在では機械生産に切り替わったものの、ボトルのデザインは当時のフォルムを受け継いでおり、「大切な人に贈るウイスキー」というブランドの原点が今も残っています。
さらに、ドラマの最終回で主人公が妻の墓前でウイスキーを飲むシーンがあり、そのボトルの形状がスーパーニッカと酷似していたことから、視聴者の間で「スーパーエリー=スーパーニッカ」と話題になりました。公式に名言はされていませんが、製作者側のオマージュと考えても自然です。
このように、スーパーニッカはドラマ『マッサン』と強い結びつきを持つウイスキーであり、竹鶴夫妻の物語を背景にした、情熱と愛情が込められた一本だといえます。
マッサンについては「『マッサン』のあらすじ:ウイスキー好きに観てほしい夫婦愛の感動物語」という記事で詳しく解説していますので、ぜひお読みください。

スーパーニッカがまずいは本当?実際の評価と特徴
この記事のポイントをまとめます。
- スーパーニッカは1962年誕生の歴史ある国産ブレンデッドウイスキー
- 余市・宮城峡のモルト原酒とカフェグレーンをブレンドしている
- 700mlの定価は3,200円でコスパの高さが評価されている
- 現行品には海外原酒も含まれるため「ジャパニーズウイスキー」ではない
- 甘く華やかな香りとビターな味わいのギャップが特徴
- 香りははちみつ・バニラ・花、味はビターチョコ・りんごの酸味が感じられる
- スモーキーさは時間とともに立ち上がる構成になっている
- 飲みやすく日常使いに向いていると高評価されている
- ハイボールにすると香りが際立ち軽快な飲み口になる
- 炭酸の強さや氷の量で香りの印象が大きく変わる
- 終売の噂があるが、現時点で正式な発表はない
- 「まずい」という評価は少数派で、飲み方次第で印象が変わる
- ハイニッカとの違いはアルコール度数・香りの複雑さ・価格帯にある
- サントリー角やリザーブと比べて深みと個性が強調されている
- NHKドラマ『マッサン』と深く関係し、情熱と愛情の込もった1本とされている